こんにちは。Acoです。
転職活動中、応募先の書類審査が通り「面接前までにSPI受検をお願いします」とメールが届いた。
受検までの期間は1週間。
50代医療職。管理職として長く採用する側にいた人間が、転職ではじめてSPIを受検した記録です。
この記事でわかること
- 50代で初めてSPIを受けたリアルな体験
- 1週間でできたこと、できなかったこと
- 実際に受けて感じたWEBテスティングの難しさ
- 採用する側だった私が、受ける側になって感じたこと
SPIなんて知らない!「公務員試験の一種」だと思っていた
SPIについて、知っていたのは本の背表紙だけだった。書店では、就活か資格本コーナーに並んでいるのを見たことがある程度。手に取ったことも、開いたこともない。
公務員試験か何かの一種だろう、くらいに思っていた。
医療職のキャリアでは、SPIに接点がない。
新卒でも中途でも、採用にSPIを取り入れている職場など聞いたことがない。だからこの年齢まで知らなかった。
受検が決まってさっそく調べた。
SPIとは、多くの企業が採用選考で使う適性検査で、
- 言語(国語系)
- 非言語(算数系)
- 性格検査
で構成されている(開発元のリクルートマネジメントソリューションズによる説明はこちら)。
つまり、公務員試験ではなかった。
問題集を買いに行くが、受検方式がわからなかった
SPIの受検勉強といっても、何から手をつけていいか、わからない。

もう時間ないし、とりあえずこれでいいか~
AIにおすすめを聞き、本屋でパラパラ見て良さそうな1冊を買った。
その後、応募先から送られてきた受検用URLと、公式情報を調べていく中で、受けるのはWEBテスティング(自宅のPCで受ける方式)であったことが判明。
私が最初に買った問題集は、テストセンター方式だった。
SPIの問題集は「受検方式別」に買うべし
SPIには複数の受検方式がある。
方式によって出題範囲や形式が異なるため、問題集も方式別に作られている。翌日、WEBテスティング用を買い直した。
知らないって損だわ
とはいえ、受検まで1週間。時間がない!!これ以上、問題集を比較して取捨選択している場合ではない。
買い直したWEB用の1冊を、とにかくやるしかない。
非言語問題を解く。苦戦したのは「解けない」以上に「間に合わない」
今回受けるWEBテスティングは、自宅のPCで受検し、1問あたりの時間が限られている。
目安は1問1分。
学校を卒業して30年以上、まともに触れる機会などなかった非言語の問題。(言語は1~2日前にざっと確認した程度。1週間はほぼ非言語に費やした)

わかんね〜ッ!!
叫びながら、問題集を1問1問進めた。
かと思えば、案外覚えているものもある。
解けたときは「あれ?なかなかやれる?」とちょっと嬉しくなった。紙の上でなら、簡単な問題であれば解けるレベル。ここまでは1週間で何とか到達できた。
ところが、PC画面で「1分以内」という条件がつくと、まったく違う!焦りが勝って、頭が途端にフリーズ。紙なら解ける問題が、ぜんぜん解けなくなる。
やってみて感じたのは、非言語は、問題文を読んだ瞬間に解法パターンが浮かばないと、1分以内に正解を出すのは難しいということ。
問われているのは、知識を前提とした反射だった。そして反射になるまでの反復が、1週間ではまったく足りない。この頭では。
1週間でできたこと/1ヶ月あればできそうなこと
勉強目安を調べると、
「問題集を3周」
「1日1時間の勉強で1ヶ月」
が多く出てきた。どれも1週間では難しい・・
その場合は「出題頻度の高い問題に絞って対策を」とも書かれていた。
では、実際に1週間でどこまでできたのか。
以下、私の実績です。
1週間でできたこと
- 問題の解法パターンの記憶が、いくつか呼び起されてきた
- 簡単な問題であれば、時間はかかるが解けるようになった
- SPIがどんな試験なのか全体像がわかった
1週間では難しかったこと
- 制限時間内で、反射的に解くこと
- 初見問題に対応すること
- PC画面を見ながらの解答に慣れること
もし1ヶ月あれば
パターンの反復で「見た瞬間に解法が浮かぶ」状態まで持っていけそう、という感触は掴めた。非言語は、センスというより訓練量だと思う。
わからない問題をAIに解説してもらう。でも・・
問題集を進めていて困ったのが解説だった。短い。そして説明が飛ぶ。
練習問題には難易度の表示もなかったので、つまずいているのが基本なのか応用なのかも、わからない。
そこで、わからない問題の解説をAIに聞いた。
解説自体は問題集よりAIの方がわかりやすかった。かみ砕き方は上手い。比較的簡単な問題はスムーズにクリアできた。
手こずったのは、ひねりの入った応用問題。
「これは応用問題だから、難易度の低い頻出問題に集中した方がいい」とAIは言ってくれた。今思えば1週間しかない人間への助言として、それは完全に正しい。
しかし、私はそのままスルーするのがイヤだった。だからわからない問題について、何度も質問を繰り返した。
すると——

これ、あなたには難しい問題ですよ。飛ばしましょう。

あなたはこういう方なんですね

・・もうここまでにしておきましょう

なんでよ!?終わりを決めるのは私、あなたじゃない!
途中、AIと言い合いになった。
それでも、解説の理解にはけっこう助けられた。改めて「文明の利器」に感謝した。
1週間しかない場合にどうするか?
1週間しかない場合に言えるのは、
①解ける問題のみにしぼる
②頻出問題だけ繰り返す
③解けない問題は潔く捨てる
(本当は「おいなりさん〔SPI対策〕」のYouTubeでじっくり勉強したかった・・)
採用する側だった私が、SPIを受検して思うこと
受検の手ごたえはメタメタだった。
SPIで測れるのは、処理の速さと、形式への慣れと、準備をしてきたかどうか。
問題を解きながら、何度も思った。「なんでこんなの採用試験に入れるんだよ!」・・(まあ、この会社へ応募したのは自分なんだけど)
それでも、やるほどに見えてくる。
対策本、対策講座、対策動画。SPIの周りには大きな市場がある。
試験があるから対策産業が生まれ、対策産業があるから試験の重みが増していく。この循環に、まんまと乗せられているだけではないか、と途中で思ったりもした。
——とはいえ。
採用する側にいたので、企業が「共通のものさし」を活用する理由もわかる。応募者の経歴は多様で、書類と面接だけではわからない。どうしても主観に偏りがちになる。全員に同じ条件で受けてもらえる検査があれば、使いたくなる。
ただこの検査だけで、積み重ねたキャリアは測れない。SPIだけで合否が決まるわけではない。
AIも勉強中、何かにつけて言ってきた。「SPIだけで見られるわけではないですよ。あなたがこれまでやってきたことは——」と。
いつも聞き流していた。けど終わったときは「まあ、そうかもね」と思えるようになった。
まとめ——50代ではじめての受検勉強は刺激的だった
「やっぱり難しかったな・・」
でも、勉強自体は楽しかった。答えがあるから。
管理職として、何が答えかわからない仕事をずっと続けてきた。だからか答えがある問題は刺激的で、また面白い。
SPIの試験があるなら、また挑戦したいと思っている。50代でも新しいことを学ぶのは、やっぱり面白い。
もしあなたの転職活動でSPIが待っているなら、1週間でもできることはあります。
解ける問題のみに全集中すること。確実に点数を取ること。
私が反省したのは、解けない問題に固執してしまったことでした。
1週間しかないなら、完璧主義をさっさと捨てる。頻出問題だけを反射で解けるようにする。それが私にとって最も必要な勉強法だったと思います。
ご参考までに。

コメント