こんにちは。Acoです🌸
40代、50代を迎えたころから、こんな気持ちが芽生えてきませんでしたか?

以前にも増して、疲れが取れない・・

咄嗟の動きができず、介助が怖くなってきた💦

このまま現場を続けて、いつまで体と心が持つのかな?
長年、医療・介護の現場で働いてきた方にとって、この感覚に心当たりがありませんか?かくいう私自身も、そのひとりでした。
この記事では、
・50代初めで感じた身体不安
・現場で起きている人材構造の変化
・これからの働き方の選択肢
について、
現場経験と、今まさに転職活動中の自分自身の体験を交えながら考えます。
「40・50代を迎え、これからの働き方について考えてみよう」
そんなきっかけになればと思っています。
退職を決めた理由のひとつ、「体力と身体への不安」でした
私は長年勤務してきた病院を、昨年末に退職しました。理由はいくつかありましたが、そのひとつが、自分の体力・身体機能への不安です。
きっかけは、膝の手術+更年期症状でした。
手術後、「現場へ戻ったとき、以前と同じように働けるだろうか・・」
「トランスファーのとき、踏ん張れなかったら・・」
「患者さんを転倒させてしまったら・・」
「自分の膝をまた痛めてしまったら・・」
医療職として、患者さんの安全が第一。でも、自分の身体はもう以前と同じではない。そのジレンマが、じわじわと大きくなっていきました。
私自身が「プロフェッショナルとして」を意識していた。だからこそこのまま仕事を続けることへの迷いが、日に日に強くなっていった。それが、退職を決めた理由のひとつです。
また将来的な体力の不安から、私より年下の同僚でさえ、退職していったスタッフは少なくありませんでした。
現場を支える側も、高齢化していく
どこか身体の痛みを抱えながらも、現場で必死に頑張っている。これは多くの医療・介護職が少なからず経験していることです。
厚生労働省の「衛生行政報告例(隔年報)」によると、55歳以上の看護職員は2008年の17.1万人から、2024年には41.3万人(出典:厚生労働省「令和6(2024)年度衛生行政報告例の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/24/)へと、16年間で2.4倍に増加しています。そのうち65歳以上は10.8万人にのぼります。
看護職だけではありません。リハビリ職も、介護職も、現場を支えるベテラン層の高齢化は同じ構造で進んでいきます。
医療・介護職の体力や身体機能が低下していくことは、本人にとって負傷リスクがあるだけでなく、患者さんや利用者さんの安全・安心にも直結します。これは現場全体が直面している課題となっています。
厚生労働省は2026年5月、「第1回 医療関係職種の安定的な養成・確保に関する検討会」を開催しました。(出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47477.html)これからの人材の確保と養成に向けた議論も、ようやく始まったところです。
週休3日制の議論は加速するか?
日本看護協会の「2025年看護職員実態調査」では、看護師の31.2%が「週休3日制」を希望していることがわかりました。年代別に見ると、最も希望率が高いのは若手世代ではなく、50代(34.3%)です。(出典:日本看護協会「2025年看護職員実態調査」https://www.nurse.or.jp/home/assets/20260331_nl01.pdf)
「体力的に、今の働き方をあと何年続けられるだろう」——この数字の背景には、そんな切実な声があると思います。
しかし現実には、週休3日制を導入している病院はわずか0.9%(日本看護協会「2025年病院看護実態調査」)。希望と現実の間には、大きな隔たりがあります。(出典:日本看護協会「2025年病院看護実態調査」https://www.nurse.or.jp/home/assets/20260331_nl01.pdf)
これは、単に週休3日にすればよい、ということの話ではありません。そのようになったとして、現場の人材確保をどうするのか?生産性をどのように維持するのか?ということにもなります。
「辞める」か「我慢する」か、それ以外の可能性と選択肢
制度が変わるのを待つだけでなく、新しい働き方の選択肢も少しずつ広がってきています。
2026年4月20日、テレビ東京の経済番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」で、ベネッセキャリオスとタイミーが連携した介護分野でのスポットワークの取り組みが紹介されました。
「介護の現場に興味はあるけれど、資格も経験もない」——そんな無資格・未経験の方でも、短時間・単発で介護業務の一部を担えるようにする仕組みです。これに関しては、医療・介護職としての経験がある潜在有資格者の掘り起こしにも期待が寄せられています。
人材不足が深刻な医療・介護の現場にとっても、経験豊富なシニア層の力は、本当に貴重なはずです。週休3日制、スポットワーク、短時間勤務——働き方の形は、これから拡がっていくことが予想されます。
私自身、人生後半を模索しているところです
退職してから気づいたことがあります。
現場にいるときは、目の前のことに必死で、自分の働き方やキャリアを立ち止まって考える余裕がありませんでした。「とにかく業務に全集中‼️」と言ったところでしょうか。
人生後半の働き方として、たとえばこんな選択肢があります。
- 身体への負担を減らしながら現場を続ける(短時間勤務・週休3日・部署異動)
- スポットワークや副業で、無理なく専門性を活かす
- これまでの経験を棚卸しして、他業種・他業界への道を探る
選択肢は、一つではありません。
どれが正解かは、人によって違います。私自身、まだ答えを探している最中です。
ただ、ひとつだけ言えることがあります。
「しんどくなってから考える、動く」では、遅い。
身体が動かなくなってからでは、選べる道も少なくなる。
だからこそ、身体が動くうちに、キャリアの選択肢を広げておくこと。
それが、自分を守ることにも、患者さん・利用者さんを守ることにも、つながると思っています。
💟 次回以降、私自身の体験も交えながら、「これからの働き方」について一緒に考えていきたいと思います。
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【参考データ・出典】
– 厚生労働省「衛生行政報告例(隔年報)」2024年版
– 日本看護協会「2025年看護職員実態調査」
– 日本看護協会「2025年病院看護実態調査」
– 厚生労働省「医療関係職種の安定的な養成・確保に関する検討会」第1回(2026年5月)
– テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」2026年4月20日放映
– タイミー・ベネッセキャリオス 戦略的業務提携プレスリリース(2026年4月20日)
(出典:株式会社タイミー プレスリリース https://corp.timee.co.jp/news/detail-6423/)



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